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【中国A20】ダブりを排除する「名寄せ」とは2022.03.09
1. 「名寄せ」とは
データベースの中から、氏名・住所・電話番号などの
情報を手がかりにして、同じ人物や、同じ企業のデータを
1つにまとめる作業のこと。
そういった事態を防ぐために、
各々の人物を識別するための名前やメールアドレスなどの属性が
同じものに同一のIDを与えて統合する作業を「名寄せ」と言う。
2. なぜ名寄せが必要なのか?
近年、顧客情報の管理はデジタルツールで行うようになってきた。
しかし、誰でも入力できるため
データの不備・重複に課題を感じている企業も増えているようです。
顧客リストに重複などの不備があると、以下のようなことが起こる。
・自社の営業担当Aさんが先週訪問して商品説明をしたお客様に、
別の営業担当Bさんが同じ商品を提案するアポ取り電話をかける
・サービスを解約した人に以下の内容の連絡をしてしまう
「いつも弊社をご利用いただきありがとうございます」
もしあなたがお客様の立場なら、
このような会社に対するイメージは著しく下がるのでは。
このようなことを防ぐために、
顧客リストのデータは常に正確にする必要があります。
データ入力の際のルールを統一して運用している企業も多いが、
関係者全員にルールを徹底してもらうことは現実的には難しい。
そのため、顧客リストの正確性を担保するためには、
定期的なメンテナンスが必要になります。
ここで「名寄せ」作業が発生するのです。
3. 一般的な 「名寄せ作業」 のプロセス
①対象データの調査・選別
名寄せしたいデータ内の各属性の入力状況を調べ、現状を把握。
現状の入力状況に応じて最終的な入力方針を決定し、
最終的にどのような方向でデータをまとめるのかを明確にする。
②データ抽出
データベースから、顧客を特定するために必要となるデータ項目を
洗い出し、各データソースから抽出。
その際には、データ項目の検討が必要。
たとえば、あるデータベースでは「会社名」となっている項目が、
他のデータベースでは「社名」になっていることがある。
これらが同じものか確認する。
以下の例のように、複数のデータベースを統合したいときに、
同じ情報が異なる形式で管理されていることがある。
統合する際はどちらの形式で抽出するかを決める必要がある。
(例)・データベースA:住所
・データベースB:郵便番号/都道府県/市町村名/番地/ビル名
③データクレンジングとは
データベース内の情報を一貫したルールの元で、
全角文字と半角文字、空白や区切り記号などを統一すること。
データのクレンジングをしないと、次のマッチングのプロセスで、
同一人物とみなすことが困難になり、名寄せの精度が下がってしまう。
データ内の各要素から重複や表記上の誤り、「表記ゆれ」などを探し、
それらの削除や修正を行うことで、データの質を向上させていく。
名寄せの作業を複雑にしているもっとも大きな要因が、
「表記ゆれ」問題といわれている。
表記ゆれとは、以下の現象のこと。
「同じことを表現しているのに、表記が違っている」
典型的な表記ゆれの例として、以下が挙げられます。
(例)・氏名(「桜井さん」と「櫻井さん」)
・会社名(「株式会社ABC」と「株式会社エービーシー」)
・住所(「3丁目1番14号」と「3-1-14」)
④マッチング
同じ種類・属性と識別された各々の要素に同一のIDを付与し
同一要素として特定できるようにしていく。
これまでデータベース内に存在していた要素の「ダブり」を排除し、
運用に不具合が生じないようにできる。
名寄せは顧客対応やマーケティングの高度化など、
企業の競争力を高めるために重要な作業ではあるが、
それ自体だけでは価値を生みません。
そのため、デジタルツールの活用などで出来るだけ効率化し、
コストダウンを図ることが必要。
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