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【中国A39】 売り込みにならないためのコンテンツ作りの極意2022.05.08
コンテンツ作りの極意は、以下。
「優秀な営業マンのセールストークを書くこと」
1. 「売れるセールストーク」の極意とは
①消費が成熟した現在では、
「その会社しか扱えない商品」を持つことは稀。
どの企業も、類似商品や代替商品を持っている。
そして、人は、他人から売りつけられたり、
価値観を押しつけられたりすることを嫌う。
人間には、以下の欲求が備わっているため。
「自分の選択を自分で決めたい/自分で選びたい」
②買いたいという気持ちがあったとしても
「当社の商品はすごくいいので、買ってください」、
という売り込みに対して、「はい、わかりました」と、
素直に購入するお客様は、ほとんどいない。
選択肢を奪われたり、他人に強制されたりすると、
たとえそれが自分にとってプラスの提案であっても、
その行為や主張に反発を感じることがある。
この心の状態を、「心理的リアクタンス」という。
(リアクタンス=抵抗)
③営業マンは「売り込んでいる意識」はないかもしれない
しかし、商材を出発点にしたセールストークなどは、
お客様からは「売り込み」だと取られやすい。
【例】この商品は素晴らしくて……
2. 優秀な営業マンのセールストーク
「ベネフィット → 裏づけ → 商材説明」
【アンケート結果】
いかに「売り込み」「商材説明」が、
お客さまを遠ざけてしまうかがよくわかる。
↓
購買抵抗を薄めるには、「商材」ではなく、
「ベネフィット」を出発点に説明をすべき。
【例】
(1)今日は、ベネフィットがある話をお持ちしました。
(2)これを実現するために、当社で新技術を開発しました。
(3)その技術が搭載されているのが、この商品になります。
(1)ベネフィット →(2)技術的な裏づけ→(3)商材説明
上記の順序なら、「ベネフィット」に紐づいて、
話が進むため、売り込みの印象を和らげることができる。
優秀な営業マンは、お客様の選択肢を奪うことも、
自分で決めたいという欲求を妨げることもしない。
3. その理由とは?
多くの平凡な営業マンは、2と逆の順番で話を進める。
「商品スペック」を出発点にする。
平凡な営業マンがよくやってしまうのが、以下。
【例】
(1)この商品は、こういうものです。
(2)こんな技術が搭載されていて、こんな特徴があります。
(3)この商品を買うと、こんなに良いことがあります。
これでは、話の着地点が以下のような売り込みになりやすい。
「こんなにいいことがあるのだから、商品を買ってください」
さらに、平凡な営業マンは、ベネフィットを出す代わりに、
「この商品は、○○○円です」と、価格を押し出してしまう。
営業マンの売り込みが、お客様を遠ざけている。
↓
商材は、相手のベネフィットを裏づける証拠でしかない。
お客様にとって、購入は「手段」に過ぎない。
↓
この両者の違いを理解した上で、以下のように、
商材の特徴をお客様にとってのベネフィットに変換して伝える。
【例】「コストが2割削減できます。
当社にはこういう新技術がありますから」
4. ドリルを買いにきた人が欲しいのはドリルではなく『穴』
(レビット博士のドリルの穴理論)
① お客様の本当のニーズは、何だったのか
上記のやりとりの中で、以下のようにヒアリングできていれば、
お客様のニーズは満たせていたかもしれない。
「それは何をするための穴ですか?」(材質は?数は?など)
少量の穴であれば“キリ”で十分。
”穴あけサービス”や “穴の開いた板”の販売でよかったのかも。
あくまでお客様の欲求は、
「ドリルを買うこと」ではなく、「穴を開けること」。
② 私たちはついつい売り手の都合で考えがち
平凡な営業マンは、ドリルを買いに来たお客様に、
回転数などの性能を説明してしまう。
買い手は、課題解決の方法を求めている。
↓
自社ホームページのコンテンツを見直してみる。
情報発信型ホームページへのリニューアルを考えてみる。
自社ホームページで、以下ができているか。
・訪問者の課題を解決できるコンテンツは用意されているか
・単に、商材の説明を掲載しているだけではないか
5. 自社ホームページへの訪問者が知りたいのは
「商材」そのものだけではなく、
それらが与えてくれる、“ベネフィット”。
ベネフィットは、
「顧客が商材から得られる恩恵(プラスの効果)」。
混同される「ベネフィット」と「メリット」の違いは以下。
メリット
⇒ 商材の売り・商材の特徴。
ベネフィット
⇒ 商材を手にして何がどのように変わるのか?
何が得られるのか?
【メリット例】
ポット型浄水器のメリット(売り・特徴)は、以下。
・水道水に含まれる15もの物質を除去できる
・コンパクトで無駄がなく、冷蔵庫のドアポケットにも入る
・高速除菌フィルターによって、スピード浄水できる
・持ちやすい形状で、蓋を外さなくても給水が出来る
【ベネフィット例】
・重い水を、わざわざ買いに行く必要がなくなる
・ペットボトルを捨てる必要がなくなることで、ゴミ袋の削減、ラベルを取る手間や分別する手間がなくなる
・ミネラルウォーターを買うより安いため、お米を研ぐ時にも 躊躇なく浄水を使え、ゴハンも美味しく炊ける
・水道が通っている限り、いつでも美味しい水が飲める
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