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【中国A72】 間違いだらけの中国向けホームページ。 多言語SEO設計とは2022.10.13
中国から日本のホームページにアクセスして、以下を経験したことはありませんか。
・ Webページを表示をするスピードが遅い
・ 完全に表示されない。全然表示されない
・ 検索順位が低い。または圏外になってしまう
1. 中国語を含む多言語サイトのホームページ
以下の中国向け企業ホームページが増えている。
・ ネット集客できないホームページ
・ 多言語サイトで失敗しているホームページ
【間違い❶】サーバーを間違えている
対象国(中国/香港)サーバーを利用しているか。
日本サーバーのままで、情報発信していないか。
対象国サーバーを利用する理由は、ページ表示速度の問題。
ユーザビリティ(使いやすさ)に影響し、ユーザーの離脱率に直結する。
↓
表示速度を速ければ離脱する人を減らせるため、機会損失を防げる
※ 離脱とは、ページを閉じたり前のページに戻ってしまうこと。
離脱するということは、以下を示す。
「それだけ価値のないホームページだと思われている」
【間違い❷】ドメインを間違えている
「jpドメイン」をそのまま利用していないか。
日本向けホームページのjpドメイン「.co.jp」や「jp」をそのまま
利用している多言語サイトが少なくない。
↓
この場合、検索エンジンは在日本ユーザーへのページを優先する。
在中国ユーザーには、以下の結果に陥る可能性がある。
・ 検索順位が低い
・ 中国からは見ることができない
2.多言語SEO設計
ホームページを多言語化して、中国語ページを作る企業が増えた。
しかし中国語のホームページを作ったら、自動的に中国14億人市場
とつながるわけではない。
↓
言語や国を考慮(多言語SEO設計)し、在中国のホームページ制作
を特別に行なわないと、以下の可能性がある。
・ 日本では表示できても、中国では表示されない
・ 検索の上位表示がされない(集客されない)
・ 中国の違反事項に該当し、ペナルティを受ける
【対策】ネット集客をしたいなら、現地ごとに専用ホームページを用意すべき
※ 多言語SEO設計は、間違いを解決しWebページの表示速度を上げる設計のこと
3. 多言語SEO設計のポイント
中国向けホームページの設計ポイントは、以下が重要度順。
第1位: 外国語コンテンツの内容(品質)
第2位: 独自ドメイン(多言語SEO設計)
第3位: 対象国サーバーの利用
第4位: ページの表示速度(最速にする)
第5位: ユーザー体験(文章の見やすさ)
その他 : hreflang属性の設定(制作会社が行う)
地域ターゲティングの設定(制作会社が行う)
【設計❶】コンテンツの品質
①外国語コンテンツを作る上で最も重要なのは、文章の質。
以下を掲載することが最低限必要。
「外国語話者が読んで誤解を与えない文章(意味が一意に取れる文章)」
これができないと、誤解を与え、トラブルに発展する恐れがある。
②まずは不自然でなければOK
ネイティブな社員の方が校正をする形で十分と思われる。
↓
自社商材に価値を感じてもらえれば、厳密な言い回しができなくても、
外国語話者の方は理解し、お問い合わせをしてくるため。
自然な言い回しの方が、検索されやすくなる可能性が高い。
SEO対策で検索順位が低い場合、既存コンテンツを修正する可能性がある。
外部の翻訳会社へ校正依頼をした場合、そのたびに費用がかかる。
【設計❷】独自ドメイン
①言語が同じでも国別にホームページを作る必要がある
中国語や日本語を含む多言語でホームページを作る場合、
「jpドメイン」を利用していると、中国から集客できない。
②jpドメインを多言語ホームページで使ってはいけない理由
jpドメインは、以下を検索エンジンへ伝える強力なサイン。
「日本国内向けのコンテンツであること」
検索エンジンは、世界中のコンテンツを地域別に分類している。
jpドメイン内の中国語コンテンツは、基本的に以下となるため。
「日本に滞在している中国語ユーザーへのコンテンツ」
↓
在中国ユーザー向けのホームページでは、cnドメインにすべき。
・在日本向けの多言語ホームページ
jpドメイン内コンテンツは、日本に滞在しているユーザーへのコンテンツとなる
・在中国向けの多言語ホームページ
cnドメイン内コンテンツは、中国に滞在しているユーザーへのコンテンツとなる
中国でSEOを考えたときには、jpドメインは、以下になる。
・ ほとんど役に立たない
・ 中国から検索を行うと、検索結果の上位に表示されにくい
↓
【対策】国コードを意識したトップレベルドメインを取得する。
中国では、cnドメイン(.cn/.com.cn)を選択することをおすすめする。
※ ドメインとは、ホームページのアドレス「http://www.〇〇〇.com」の
「〇〇〇.com」の文字列を指す。ドメインはネット上の住所のようなもの
国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)と呼ばれ、
国や地域ごとに2文字のアルファベットが割り当てられる。
ドメインの「co」が「company」、「jp」が「japan」を表す。
このドメインは日本に登記されている会社のみが登録可能であるため、
このドメインが使用されるホームページは日本国内企業のものと認識される
※ 「com」は「commercial」の頭文字を表し、企業や商用サービスのホームページで主に使われる。
【設計❸】対象国サーバーの利用
在中国SEOを行う場合は必ず現地のサーバーを借りる。
現地のサーバーを利用する理由は、表示速度の問題。
↓
・SEO対策効果(検索順位が落ちる)
・ユーザビリティに大きく影響する(ユーザーの離脱率に直結)
【長所❶】SEO対策効果
アクセスの際に時間を必要とするホームページは、
そうでないホームページに比べて順位が下がる重みづけが行われている。
表示速度が速くなれば、ユーザーの離脱率・成果率が向上し、
ホームページ全体のパフォーマンスが評価されるため。
↓
同じ内容のページであれば、表示速度の速い方がSEO対策として有利。
【長所❷】ユーザビリティに大きく影響する
検閲システムの影響を受けず、物理的にもネットワーク的にも、
中国国内は距離が近いため、良好な通信速度が得られる。
↓
表示速度を速ければ離脱するユーザーを減らせるため、機会損失を防げる。
【設計❹】ページ表示速度(ページが表示されるまでにかかる時間)
①以下のようにホームページのパフォーマンスに影響を及ぼすため、
表示速度は重要。
・ UX(ユーザー体験、使いやすさ)
・ 離脱率(ユーザーの直帰率が上がる)
・ CVR(問い合わせなどの成果率が低下する)
・ 検索順位が下がる(機会損失を生む)
②ますます、表示速度が非常に注目されている。
・コロナ禍でネットトラフィックが急増
(ここ1年で、アクセス数が約2倍に)
・検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えている。
ユーザーはページの読み込み速度を以前より気にかけている。
表示速度が遅い場合、訪問ユーザーの滞在時間が短くなる傾向がある。
↓
サーバーの質が重視され、以下の環境では致命的になってきた。
「表示速度の遅い、質の低いサーバー環境」
・ホームページも10年前なら遅くてもよかったが、今は社会全体が高速化されている。
・世の中が便利になるに従って、待たないことに慣れた人々は、
ちょっとしたことでイライラしやすくなっている傾向がある。
ユーザーを待たせることは許されなくなっている。
【対策】表示速度の基準は「3秒以内」が目安
3秒以上かかってしまうと、ユーザーは見るのを諦め始める。
↓
表示速度が3秒以上がかかるなら、ホームページを改善すべき。
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