INFORMATIONお役立ち情報
- トップ>
- お役立ち情報
お役立ち情報
人気情報ランキング
- 1【中国D87】 全社員ができるデータ分析ツールが企業競争力を左右する
- 2【中国D88】 日系企業が言語化を苦手とする理由と言語化最良の方法
- 3【中国D67】 ニッチなキーワードの百度検索はどのくらい検索されているのか
- 4【中国D68】 ニッチなキーワード検索による「百度リスティング広告」の価値
- 5【中国D55】 百度リスティング広告は最も短期で成果が出る集客方法
- 6【中国D77】 ホームページ上の「サイト内検索」の重要性とその活用方法
- 7【中国D52】 コンテンツSEOが「Web集客の主流」になった背景と理由
- 8【中国D80】 WordPressのパラメーターによる「ホームページ検索機能」
- 9【中国D82】 DM1番目の理由は顧客の期待値やニーズを把握するため
- 10【中国D48】 第1位は中国でWeb集客したい(コンテンツSEOが主流)
【中国A73】 中国向けページの表示が現地で遅い理由(中国特有の問題)2022.10.13
ホームページは、見る国によって見え方が異なる。
日本で見るのと同じように見えていると思われているが、
中国ではかなり少ないコンテンツしか読み込まれないのが現実。
↓
以下の読み込み速度は、一般的に平均5~8倍で圧倒的に遅い。
「在中国ユーザーを想定し正しく構築されていないホームページ」
1. ページの表示速度が遅いと何が問題なのか
【重要性❶】イライラさせられる
人はプラスのことより、マイナス面の方が強く印象に残る。
「遅い。時間がかかる」のマイナス要素を強く感じてしまう。
↓
表示速度の遅いホームページは、在中国ユーザーに見てもらえない
見ているホームページを閉じる。違うホームページへ行ってしまう
【重要性❷】SEO的に不利とされる
Googleも百度も、ランキング決定要因の1つ。
表示速度の遅いページは、以下のようにアルゴリズム設定される。
・検索結果の表示順位を下げる
・あまりに遅い場合は、検索エンジンがスルーする(検索しない)
2. ネットにおける表示速度の遅い要因は、以下に分けられる
・ 中国特有の問題
・ ホームページ特有の問題
■ 中国特有の問題がある
中国では信頼性の低いインフラ環境により、
中国市場に対応するためには、特別に最適化する必要性がある。
【問題①】距離が遠い問題
【対策❶】サーバーの設置地域を見直す
サーバーがどれだけユーザーと離れているかは、表示の良し悪しへ直結する。
サーバーを中国、あるいは香港に設置して運用することが有効。
【対策❷】地域情報を持つサイトからのリンク
検索エンジンはリンク元サイトの住所、電話番号、言語などを
総合的に判断して、リンク元サイトの対象地域を特定する。
リンクしているサイトの地域がどこになるのかも大事なポイント。
【問題②】通信における国家レベルの検閲システムがある
・中国国内で見るホームページは検閲の対象となっている。
・検閲で、一つ一つのホームページがチェックされることにより、
ページの読み込みに時間がかかると言われる。
↓
・日本サーバーを使って運用されているホームページは、
閲覧できたとしても表示速度が極端に遅くなる場合がある。
・文章や画像が好ましくない、違法と判断されたホームページは、
閲覧規制(接続規制や遮断)される。
・中国で規制対象となっているGoogleにリンクさせるコードは、
動作不良・動作遅延の原因になる。
中国向けのホームページでは使用を避けることを推奨する。
【問題③】回線が少ない
中国では、海外に繋がるネット回線数が少ないため、
アクセス制限の無いホームページでも表示されるまで時間を要する。
通信トラフィックは、限られた国際帯域幅と、膨大なユーザー数
(約10億人)により、圧倒される可能性がある。
↓
中国人向けにホームページを制作しても、
サーバーが日本にあっては意味をなさない(表示に時間がかかる)。
【対策❸】ICPライセンスの取得が難しい場合は、
香港のサーバーでホームページを運用することも可能。
香港から中国本土への回線は多い。
香港サーバーは ICP登録不要。安定したネット環境を提供できる。
※ 弊社は中国/香港サーバー、ICPライセンス取得代行のサポートを行っています
【問題④】中国国内の南北問題
中国でネット回線を利用するためには、
中国の2大キャリアの中国電信、または中国聯通との契約が必要。
2社のサービスは、南北で主な提供エリアが分割されていて、
中国電信は上海を含む南側、中国聯通は北京を含む北側がサービスエリアとなっている。
2大キャリアの関係は悪く、国内通信事業の覇権争いをしている。
だから両キャリアの間のアクセスは、低速かつ不安定。
↓
南北問題は、中国国内の通信速度低下だけでなく、
日本のホームページへのアクセスにも影響する。
【対策❹】国別デザインを用意する
日本では表示速度面で問題なくても、海外ではデータ通信速度の
問題で、きれいに表示されないということが考えられる。
弊社ではSimple &Beautifulなオリジナルデザインを2案ご提案。
【対策❺】文字コードの統一
現在では文字コードはUTF-8で作られることが多いが、
古いホームページではShift_JISが使われていることがある。
Shift_JISは日本語特有の文字コードのため、在中国では不適切。
昔に制作した古いホームページは、要注意。
【対策❻】チャットサポートの導入
BtoBホームページでも、チャット開始を促すポップアップが
常に表示されるホームページは多く見受けられるようになった。
中国大手ECサイトから強い影響を受けた1つの中国のネット文化
であるため、検討をしたほうが良い機能。
3. 言語切り替えリンクの用意
① 言語切り替えリンクを設置することで、検索エンジンに言語を明示できる。
・ 機械翻訳は使わない
・ 言語別に検索エンジンを確認する
② 検索エンジン:日本語、英語は、Google。中国語は百度
検索順位は、他のホームページと自社ホームページの相対評価により決定される。
↓
あるキーワードで日本国内のGoogleで検索結果1位のページを
そのまま翻訳し、中国語ホームページに公開しても、
対象の中国語キーワードで検索結果1位を取れる可能性は低い。
(国内で一定の反響があるホームページをそのま翻訳しても、
日本国内ほど反響が出ないのはこれが一つの原因)
4. 日本語を機械翻訳しただけの中国語ホームページ
文言は、日本のホームページをそのまま翻訳依頼しただけでは、
検索エンジンからコピーコンテンツと誤認識されやすい。
↓
直訳調だから、ネイティブ目線では「このサイト大丈夫かな」と、
思われてしまいまうため、サービスの信頼につながらない。
ネイティブの心が動く魅力的なコンテンツが重要。
百度対策をする場合は、中国ネイティブの意見(お客様の声を
含む)を参考に丁寧にホームページを作り直すべき。
◼ホームページ自体の問題
最も大きな理由として、ホームページそのものの重さによって表示の遅延につながっていることが考えられる。
重くなる要因としては、主に以下の3つの要素が挙げられる。
【理由①】画像の問題
高品質な画像を掲載する場合、画像処理を施さなければ、データ量が大きすぎる
【理由②】フォントの問題
特殊なフォントの場合、フォントの読み込みに時間がかかる場合がある
【理由③】コーディングの問題
HTMLなどを書き込む際、余計なコードはその分読み込み速度に悪影響を与える
「この記事についてのご意見をお聞かせください」ご意見を反映させてお役立ち情報を作成していきます。
本ホームページの収録内容はすべて当社に著作権があります。
無断転載・複製は、固くお断りいたします。
以下の場合には、お気軽にお問い合わせください。
サービス内容 / 機能の実現性 / お⾒積もり