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【中国A84】 ホームページは作るより、制作後の「運用」を継続する方が重要2022.12.12
1. ホームページは、例えば以下のような構成で成り立つ
【コーポレートサイト】
① コーポレートサイトの目的
・ 顧客に自社の魅力を伝えること
・ 企業の信頼獲得やブランディング
② ターゲット:取引先から求職者、見込み客まで、対象が幅広い。
③ 顧客がその会社の商材を購入しようとする時、
ほぼ確実にその商品・サービスの提供元である会社のことを知るため、
コーポレートサイトをチェックする。
【サービスサイト】
①サービスサイトの目的
・ 自社の商品・サービスに関して情報提供を行うこと
・ 商品・サービスの販売や、お問い合わせされること
②ターゲット :見込み客と既存顧客
③顧客に購入を促すために、以下を訴求する必要がある
・ 商品・サービスのメリット
・ 購入することで得られるベネフィット など
↓
以下を分析しながら、運用を行うことが重要。
・ 見込み客が、どのような情報を求めているのか
・ どのような情報があれば購入に踏み切れるのか
④企画から製造までのストーリーを掲載すると、
ブランドイメージを高める効果が期待できる。
・ 商品・サービスの機能説明
・ 製品化した背景
・ こだわりの情報を掲載する
【採用サイト】
採用活動に関する情報を掲載した採用専用のサイトのこと。
①採用サイトの目的:自社求人に応募してもらうこと
②採用のミスマッチを防いで優秀な人材を確保するため、以下のような
コンテンツを掲載すると効果的。
・ 入社後の働き方をイメージできるもの
・ 部署ごとの社員インタビュー
・ 笑顔で談笑しながら仕事をしている職場風景写真 など
※ ホームページによりブランドイメージを高められると、求職者が
「こんな会社で働いてみたい」と感じ、採用の応募が増える可能性がある
2. 1ページ完結型と複数階層型の違い
①1ページ完結型
訪問したユーザーを特定の行動へ誘導することに特化したページ。
LP(ランディングページ)とも呼び、お役立ち情報ページなどに適している。
↓
1ページ完結型は、上から下まで一気に読ませて、
商材の魅力を1ページで伝えることで離脱を防ぐ目的がある。
② 複数階層型
BtoBでは、検討期間が長く、またユーザーの検討段階に合わせた、
細かい情報提供が求められるため、1ページ完結型では限界がある。
↓
複数階層型は、トップページを起点に、
複数の下層ページに遷移する階層構造(サイト構成)を構築する。
【注意点】シンプルなサイト構成にする
・ サイト構成が複雑な場合、どこに何のコンテンツがあるのか、
すぐに分からず、ユーザーが必要とする情報を得られにくい。
・ ユーザーに対する配慮が足りないと受け取られてしまい、
ビジネスの信頼度が下がることにもなる。
↓
シンプルなサイト構成で、どこに何があるのかすぐにわかるようにする。
4. トップページの制作に必要な項目
ホームページの第一印象を決める役割がある重要なページ。
トップページで興味を持ってもらえないと、離脱される可能性が高まる。
↓
ファーストビューが大切で、訪問者の心を掴めるデザインにする。
5. コーポレートサイトの制作に必要な項目
【項目❶】会社概要
①訪問者に自社が「どんな会社なのか」を知ってもらう役割がある。
②知名度が低い会社の場合、高確率で会社概要にユーザーが訪れる。
会社概要では、できるだけ豊富な情報を掲載して、
ユーザーに信頼してもらえるページにする。
【項目❷】強み・特徴
他社よりも優れている点を1つにまとめたページのこと。
①他社との違いを明確に示すと、商材を購入する際の決め手になる。
②以下のような情報を掲載すると効果的。
・ 〇〇でNo.1を獲得
・ 導入実績〇〇社以上
③自社だけでは強みがわからない場合は
既存顧客の声を聞いてみるのは1つの方法。
↓
・ 商材を導入した決め手がわかるため、自社の強みを把握できる
・ 自社の強みを積極的にアピールすると、購買の検討期間を短くできる
6. サービスサイトを構成する要素・項目
サービスサイトに主に掲載する要素(コンテンツ)は、以下。
・ 商品・サービスの紹介
・ 機能/スペック
・ 導入実績
・ 料金プラン
・ お問い合わせフォーム
・ NEWS(最新情報)
・ よくある質問/FAQ
・ 個人情報保護方針/プライバシーポリシー
・ 利用規約
【要素❶】商品・サービスの紹介
①ポイントは、以下を活用シーン別に紹介すること。
「その商品・サービスを導入すると、どんなことが実現できるのか」
②見込み客が購入検討をす時に閲覧することが多い。
商材を購入すると、どのような問題を解決できるのかを説明する。
導入後の効果を明示できると、ユーザーが効果をイメージしやすく
なり、購入される可能性が高まる。
【例】業務効率を高めたいユーザーに、以下の価値を提供。
「この商品を購入すると業務効率が〇〇%向上する」
【要素❷】機能/スペック
①一覧や表でわかりやすく掲載すると良い
②以下は、他社との差別化ができて購入の決め手になりやすい
・ 既存の商品・サービスの比較表を作成する
③機能・スペックを紹介した後に、
無料体験や、無料デモへ誘導するのがオススメ。
④商品の場合は、以下の詳細情報を掲載すると良い。
・ 利用環境の条件
・ 製品寸法 など
【要素❸】導入実績
実際に商品・サービスを利用したお客様について、実績として紹介
①BtoB商材や耐用年数の長い商材では、実績は重要なコンテンツ
インタビュー形式で、お客様のコメントを載せられるとより効果的。
↓
導入後のイメージをしやすくなり、購入の決め手になりやすい。
②事例では企業名や担当者名、写真などを掲載するのが効果的。
無名で事例を紹介するより、説得力が大幅に増す。
【要素❹】料金プラン
商品・サービスの価格が提示できるなら、掲載する方がよい。
もし、サービスサイト内で価格の明示が難しい場合には、
以下のように詳しい価格を知るための窓口へ繋げる。
・ プランのみ紹介し、見積り依頼ページへのリンクを貼る
・ ECショップへのリンクを貼る
・ 価格表はダウンロード資料にする(公開しない)
(注意)中国では、ICP登録しているホームページでは価格を掲載できない
価格を表示する場合にはICP登録の他に、商用ICPライセンスが必要になる。
しかし外資系企業は、商用ICPライセンスを取ることがほぼできない状況。
EC活動では、在中国第三者のプラットフォームへの出店であればICP登録、
商用のICPライセンスの両方とも必要ない。
※香港サーバーの場合は、ICP登録、商用のICPライセンスの両方とも必要ない
【要素❺】 NEWS(最新情報)
商品・サービスに関する最新情報を掲載する。
・ 新機能・新商材の追加
・ イベント出展、セミナー開催の案内
・ キャンペーン告知 など
【要素❻】よくある質問/FAQ
見込み顧客の疑問・質問に答えるコンテンツ。
よくある問い合わせ内容を載せるのはもちろん、
訪問者がまだ言語化できていない悩みにまで先回りして、
回答できると、見込み顧客の信頼を獲得しやすくなる。
【要素❼ 】利用規約
商品やサービスに利用規約がある場合は、あらかじめ掲載する。
↓
BtoBでは導入検討の段階で利用規約もチェックするため、
あらかじめ把握できる形にしておくと親切。
見込み客の安心と、サービスへの信頼に繋がる。
7.サービスサイトは、作成した後の「運用」を続けることが重要
更新頻度が高いほど、見込み客はホームページを信頼する傾向。
定期的に情報更新されることで、記載内容を信じることができる。
【例】商品・サービスに興味を持っても最終更新が3ヶ月以上経過
していると、以下のように疑問を持つようになる。
・ 今も販売されているのか
・ 商品内容は最新なのか
不安をなくすためにも、しっかり運用してアピールする必要がある。
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