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【中国B49】 問い合わせフォームで知っておきたい個人情報漏洩の危険と対策2023.07.30
1. 問い合わせフォームからの個人情報漏洩
ホームページの問い合わせフォームは、以下において欠かせないツール。
・ホームページを訪れたお客様とのコミュニケーション
・ビジネスチャンスの創出
しかし、問い合わせフォームから入力される個人情報は、
外部からの不正アクセスやハッキングによって流出したり、
改ざんされたりする危険性がある。
↓
これは、以下に繋がる。
・お客様のプライバシーを侵害する
・企業の信頼や評判を失う
2. 問い合わせフォームからの個人情報のセキュリティを高める解決方法
それぞれの解決方法にはメリットとデメリットがあるため、
自社の状況やニーズに合った方法を選択すべき。
【方法❶】個人情報はホームページ上のサーバーには残さずに、
メールサーバーに送ってメール転送される方法を取る
【方法❷】問い合わせページに会社のメールアドレスを付記し、
お客様が会社のメールアドレスに問い合わせをする形を取る
【方法❸】問い合わせフォームにSSLという暗号化技術を導入する
3. 【方法❶】ホームページ上に個人情報を残さないメール転送方式
この方法は、問い合わせフォームから入力される個人情報は、
ホームページ上のサーバーには残さずにメールサーバーに送ってメール転送される方法。
【メリット】 この方法のメリットは、以下。
①ホームページ上のサーバーに個人情報が保存されないため、
以下を低減することができる。
「外部からの不正アクセスやハッキングによる情報漏洩のリスク」
②お客様は問い合わせフォームを使って簡単に問い合わせをすることができる。
【デメリット】 この方法のデメリットは、以下。
①メールサーバー自体が安全であることを確認する必要がある
・メールサーバーが不正アクセスやハッキングに対して、
十分なセキュリティ対策をしていなければ、個人情報が流出する可能性がある
・メールサーバーが故障したり停止したりすると、
問い合わせフォームから送信された個人情報が届かなくなる可能性もある
②お客様から送信された個人情報が暗号化されていない場合、
ネット上で第三者に傍受される危険性がある。
ネット上で通信する際には、
以下を使って通信内容を保護することが推奨されている。
「SSL(Secure Sockets Layer)という暗号化技術」
↓
しかし、SSLを使うためには、ホームページやメールサーバー側で
証明書(SSL証明書)を取得し設定する必要がある。
証明書は更新を定期的に行う必要がある。
証明書の取得や設定は専門的な知識や技術が必要であることもある。
4. 【方法❷】会社のメールアドレスに直接問い合わせる方式
この方法は、問い合わせページに会社のメールアドレスを付記し、
お客様が会社のメールアドレスに向けて問い合わせをする形を取る方法。
【メリット】 この方法のメリットは、以下。
①ホームページ上に問い合わせフォームを設置しないため、
ホームページ上のサーバーに個人情報が保存されることがない。
②メールだけのやり取りにすれば、
SSL証明書などのセキュリティ対策をする必要もない。
【デメリット】 この方法のデメリットは、以下。
①お客様は問い合わせフォームを使って、簡単に問い合わせできなくなる
お客様は自分のメールアプリを開いて、
会社のメールアドレスに向けて問い合わせをする必要がある。
↓
これはお客様にとって手間がかかることであり、
問い合わせをする気が失せてしまう可能性もある。
②お客様から送信された個人情報が暗号化されていない場合、
ネット上で第三者に傍受される危険性もある。
ネット上で通信する際には、SSLの暗号化技術を使って
通信内容を保護することが推奨されている。
↓
しかし、メールだけのやり取りではSSLを使うことができない場合もある。
お客様が自分のパソコンやスマホにインストールしたメールアプリ
(Outlookなど)を使って問い合わせをする場合は、
メールアプリ側でSSLの設定をする必要がある。
この設定はお客様自身が行う必要があるが、お客様によっては
設定方法が分からなかったり面倒だったりすることもある。
5. 【方法❸】問い合わせフォームにSSLを導入する方式
この方法は、問い合わせフォームにSSLの暗号化技術を導入する方法。
SSLはホームページとユーザーとの間の通信を暗号化して、
個人情報の盗み見や改ざんを防ぐ効果がある。
【メリット】 この方法のメリットは、以下。
②問い合わせフォームにSSLを導入するメリットは、以下。
・個人情報の保護ができる
・ホームページのセキュリティや信頼性を高める
・ユーザーからの問い合わせが増える
・SEO対策としても有効
①個人情報の保護ができる
SSLを導入することで、問い合わせフォームから送信される個人情報は
暗号化されて、第三者に読み取られたり改ざんされたりすることを防ぐことができる。
SSLはネット上で広く使われている暗号化技術で、オンラインショッピ
ングやネットバンキングなど、個人情報や決済情報を扱うサイトでは必須となっている。
②ホームページのセキュリティや信頼性を高める
SSLを導入することで、ホームページの正当性や信頼性を
証明するSSL証明書を取得できる。
ブラウザによっては、URLの横に鍵マークや緑色のバーが
表示されて、ユーザーに安心感や信頼感を与える。
③ユーザーからの問い合わせが増える
問い合わせフォームにSSLを導入することで、
ユーザーは「個人情報を安全に送信できる」と感じて、
問い合わせフォームを使って問い合わせをする可能性が高まる。
問い合わせフォームは、ホームページを訪れたお客様との
コミュニケーションやビジネスチャンスの創出に欠かせない
ツールのため、以下は、企業にとって大きなメリット。
「ユーザーからの問い合わせが増えること」
④SEO対策としても有効
SSLを導入することで、検索エンジンのランキングにも影響する。
【デメリット】 この方法のデメリットは、以下。
①SSL証明書の取得や更新に費用や手間がかかる。
・有効期限があり、定期的に更新する必要がある
・取得や設定は専門的な知識や技術が必要であることもある
②サーバーの設定や管理に技術的な知識が必要。
SSLを導入するためには、サーバー側で証明書の設定や
管理を行う必要がある。
これには技術的な知識やスキルが必要。
③サーバーに障害が発生した場合や設定にミスがあった場合は、
ホームページが正常に表示されなくなる可能性もある。
6. SSLを利用するには
①ホームページやメールサーバー側で証明書(SSL証明書)を取得し設定する必要がある
SSL証明書とは、ホームページの正当性や信頼性を証明するもので、
ブラウザによってはURLの横に鍵マークや緑色のバーが表示される。
SSLを導入したホームページのURLは「https://」で始まる。
②SSL証明書を取得する方法
一般的な方法としては、以下のようなものがある。
・認証局から有料で購入する
・レンタルサーバーのサービスを利用する
・無料で発行している認証局から取得する
③それぞれの方法には、メリットとデメリットがある。
例えば、認証局から有料で購入する場合は、
高度な認証レベルやサポートが受けられるが、費用や手続きがかかりる。
レンタルサーバーのサービスを利用する場合は、
簡単に導入できるが、サーバーの移転や更新時に注意が必要。
無料で発行している認証局から取得する場合は、
費用がかからないが、更新頻度が高い。
7. 問い合わせフォームからの個人情報のセキュリティはホームページ運営において重要な課題
どの方法を選ぶかは、企業の状況やニーズに応じて判断する必要がある。
3つの方法の中から、自社の状況やニーズに合った方法を選択すべき。
※もし、SSL証明書の取得や設定について不安がある場合は、専門的なサポートを受けることもできます。
弊社では、SSL証明書の取得や設定をお手伝いするサービスをご提供しています。
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