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【中国D25】 中国日系企業に求められる「人事面で考慮すべき対策」2024.08.01
今回は、中国日系企業がホームページをリニューアルする際に、
「人事面で考慮すべき対策」と、その方法についてお話する。
1. 日系企業の強みを活かす
①日系企業は、以下のような人事面における強みを持っている。
・秩序感や細やかな管理スタイル
・長期的な視点での社員育成
これらの強みをホームページに反映させることで、企業の
「信頼性」や「安定性」をアピールすることができる。
②具体的には、以下のようなコンテンツを取り入れると良い。
【コンテンツ❶】企業理念やビジョンの明確化
企業の「使命」や「価値観」を明確に伝えることは、
訪問者に企業の信頼性を感じてもらうために不可欠である。
↓
訪問者は、企業の真摯な姿勢を理解し、
「信頼感を抱くこと」ができる。
また、ビジョンを明確にすることで、
「共感を呼び起こすこと」ができる。
ビジョンとは、将来の見通しや未来像、目指すゴールのことで、
将来に向けてありたい・あるべき姿を明文化したもの。
経営目標に近い意味合いを持ち、事業を通して成し遂げたいことを示す役割がある。
2. コンセプトは日系企業の強みに中国現地の文化を融合させること
①中国現地の文化を取り入れる
中国の企業文化は、以下の特徴がある。
・成果主義
・迅速な意思決定
・柔軟な対応力
「郷に入っては郷に従え」で、これらの要素を取り入れる
ことで、現地の顧客に「親しみやすさ」を感じてもらえる。
②具体的には、以下のようなコンテンツを取り入れると良い。
【コンテンツ❷】社員やチームの成功事例の紹介
中国のビジネス文化では「具体的な成果や実績」が重視される。
社員やチームの成功事例を紹介することは、大変効果的である。
例えば、ある企業では、プロジェクトの成功例を紹介し、
どのような課題を克服し、どのような成果を上げたかを
具体的に説明している。
↓
これにより、訪問者は、企業の実力を理解し、
「信頼感を抱くこと」ができる。
具体的な事例として、製品開発の成功や、
市場拡大の実績などを挙げると、より説得力が増す。
3.「全員が主人公」の意識を向上させる
①意見を出せる職場文化の構築
社員の主体性を尊重し、チーム全体の力を引き出すことが
求められるため、以下は企業にとって大変重要である。
「社員が自由に意見を出せる職場文化を作ること」
↓
自社ホームページで、社員の声を積極的に取り入れること
で、以下を伝えることができる。
・社員の意識向上
・企業の魅力
②具体的には、以下のようなコンテンツを取り入れると良い。
【コンテンツ❸】社員ブログ
社員が「自らの経験や意見を発信する場」として、
社員ブログを設けることは有効である。
例えば、ある企業では、社員が日々の業務や、
成功体験、失敗から学んだことを社員ブログで共有している。
↓
これにより、社員同士のコミュニケーションが活発になり、
「企業全体の一体感」が高まる。
③部下との関係を重視する
部下との関係を重視し「人を第一」とする
経営理念を徹底することが重要である。
↓
自社ホームページで、社員同士の関係性やチームワークを
強調することで、企業の「温かみ」を伝えることができる。
④具体的には、以下のようなコンテンツを取り入れると良い。
【コンテンツ❹】チーム紹介ページ
各チームのメンバーや役割を紹介するページを設けることで、
「チームの強み」を明確に伝えることができる。
例えば、ある企業では、各チームメンバーのプロフィール
や、過去のプロジェクト実績などを詳細に紹介している。
↓
社員は、自分の役割や貢献を再認識することで、
「モチベーション(やる気)が向上する」。
【コンテンツ❺】チーム活動の紹介
チームビルディングや、社内イベントの様子を紹介することで、
「企業の文化」や「社員同士の絆」をアピールすることができる。
例えば、ある企業では、定期的に行われるチームビルディング
活動や、社内イベントの写真をホームページに掲載している。
↓
これにより、訪問者は、企業の温かい雰囲気や、
社員同士の強い結びつきを感じることができる。
また、社員自身も、イベントの様子を振り返ることで、
「企業への愛着が深まる」。
チームビルディングとは、メンバーの能力や経験を最大限に引き出し、
高いパフォーマンスを上げるチームを作ること。
チームのあり方が年々変化を遂げ、一人のリーダーが一方的にメンバーに
指示することで、最大限のパフォーマンスを発揮できるチームは減ってきている。
近年、ビジネスを取り巻く環境が複雑化しており、
「個々人が自律的に動くことができるチーム作り」の重要性が増している。
■意見を出せる職場文化のコンテンツを掲載することにより、
日系企業の最大の特徴である「和気あいあいさ」を演出できる。
4. 離職率の高い職種の採用強化
①中国の日系BtoB企業において、営業職など、
「離職率の高い職種の採用強化」は、重要な課題である。
特に、優秀人材を確保し、長期的に、
企業に貢献してもらうためには、以下が不可欠である。
・採用プロセスの見直し
・魅力的なコンテンツの提供
②経験者でない新卒採用を強化することで、若くて優秀な
人材を確保することができる。
自社ホームページで「新卒採用に力を入れていること」
をアピールし、新卒者に認知してもらうことが重要である。
③具体的には、以下のようなコンテンツを取り入れると良い。
【コンテンツ❶】インターンシップ情報の掲載
インターンシップは、学生に企業文化や、
業務内容を体験してもらう絶好の機会である。
↓
インターンシップの募集情報を自社ホームページに
掲載し、「参加者の声」や「体験談」を紹介することで、
企業の魅力を伝えることができる。
例えば、ある企業では、インターンシップ参加者の
ブログを定期的に更新し、リアルな体験を共有する
ことで、多くの学生からの応募を集めている。
【コンテンツ❷】新卒採用ページの充実
新卒採用ページは、新卒者に対して、
企業の第一印象を決定づける重要な要素である。
↓
応募の流れや、選考基準を明確にし、情報を提供すること
で、学生の不安を軽減し、応募意欲を高めることができる。
具体的には、選考プロセスの各ステップを図解で説明し、
過去の選考例や、合格者のコメントを掲載することで、
「透明性を高めること」ができる。
これにより「学生は自分がどのように選考を進めていくか」を
具体的にイメージしやすくなり、応募へのハードルが下がる。
【コンテンツ❸】経験者の声を紹介
経験者の声を紹介することで、企業でのキャリアパスや、
成長の機会を具体的に示すことができる。
例えば、ある企業では、社員インタビューを動画で公開し、
実際の業務内容やキャリアアップの事例を紹介している。
↓
これにより、応募者は「自分の将来像を描きやすくなり」、
企業への興味を深めることができる。
5. 人件費の固定費圧力を軽減する
①中国の日系BtoB企業において、人件費の固定費圧力を
軽減することにより、以下を実現することができる。
「優秀な人材を確保しつつ、効率的なコスト管理」
以下のような取り組みが効果的である。
・業績評価制度の導入
・優秀者の表彰
・部門ごとの成果紹介
②メリハリのある分配方法の導入
毎年の昇給原資を平均化分配するのではなく、優秀者に
原資を傾けること、社員のモチベーションを高めることができる。
自社ホームページで、「成果主義を取り入れていること」を
「優秀な応募者にアピールすること」が重要である。
③具体的には、以下のようなコンテンツを取り入れると良い。
【コンテンツ❹】業績評価制度の紹介
業績評価制度は、社員のモチベーション(やる気)を高め、
企業全体の生産性を向上させるための重要なツールである。
例えば、ある企業では、四半期ごとに社員の業績を評価し、
その結果を報酬に反映させる制度を導入している。
↓
この制度により、社員は「自分の努力が正当に評価される」
と感じ、業務に対する意欲が向上した。
また、評価基準を明確にすることで、社員間の公平性を保ち、
「チーム全体の士気を高めること」ができる。
【コンテンツ❺】優秀者の表彰
優秀な社員を表彰する制度は、社員のモチベーションを
高めるだけでなく「企業文化の醸成にも寄与する」。
例えば、ある企業では、毎年優秀な社員を選出し、
自社ホームページで表彰している。
この表彰式では、受賞者の業績や貢献を紹介し、
他の社員にとってのロールモデルとして位置づけている。
↓
これにより、社員は「自分も表彰されること」
を目指して努力し、全体の業績向上に繋がる。
④部門自主分配方式の導入
部門ごとに分配の権限を与えることで、
部門内での競争意識を高めることができる。
自社ホームページで「部門ごとの取り組みや成果」
を紹介することが重要である。
⑤具体的には、以下のようなコンテンツを取り入れると良い。
【コンテンツ❻】部門ごとの成果紹介
各部門の取り組みや、成果を紹介するページを設ける
ことで、企業全体の「透明性を高めること」ができる。
例えば、ある企業では、毎月各部門の成果をまとめた
レポートを公開し、社員全員が閲覧できるようにした。
↓
このレポートには、各部門の目標達成状況や成功事例が
含まれており、他の部門の取り組みを参考にすることが
できるようにしている。
【コンテンツ❼】部門リーダーの声を紹介
部門リーダーがどのようにチームを率いているかを
紹介することで「リーダーシップの重要性を強調し」、
社員の成長を促すことができる。
例えば、ある企業では、部門リーダーのインタビュー
を定期的に掲載し、リーダーシップの秘訣や、チーム
マネジメントの方法を共有している。
↓
これにより、社員は「リーダーシップのスキルを学び」、
自分のキャリアパスを明確にすることができる。
※社外に情報を出したくない(社内向けに限定したい)場合
には、コンテンツに「パスワードをかけること」ができます。
6. まとめ
①中国日系企業が、ホームページをリニューアルする際には、
「日系企業の強み」と「中国現地の文化」を融合させることが、
人事面における重要なコンセプトになります。
コンセプトとは、日本語で「概念」などと訳される。ビジネスで使われる際には、
企画・広告・商品などを作る際のベースとなる一貫した考え方のことを指す。
②社員が自由に意見を出せる職場文化を作り「全員が主人公」
の意識を持ち、自社ホームページで情報共有することで、以下
を通じて、職場の活力を向上させることができます。
・新卒採用や、経験者の積極的採用と透明化
・人件費の固定費圧力の軽減と、優秀者への分配
(参考)中国支社のホームページ作成に関する、日本本社の関与について
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