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【中国C55】 透明性と説明責任:訪問者に行動追跡を伝える方法2024.03.31
今回は、自社ホームページにおいて、訪問者に対して、
行動追跡を行う際の透明性と説明責任についてお話する。
1. 自社ホームページを運用する際の指針
①自社ホームページの運用において、
透明性と説明責任を重視することは大切。
②特に、自社ホームページ上で、訪問者に対して行動追跡を
行う際には、透明性と説明責任を重視することは非常に重要。
自社ホームページへの訪問者に対して適切に伝えることで、
信頼関係を築り、長期的な関係を構築できる。
2. 透明性と説明責任の重要性に関するポイントを含めてみる
訪問者との信頼関係を築り、プライバシーに配慮したデータ収集を
実現するために、以下の内容を考慮してみる。
【考慮❶】明確な通知の表示
自社ホームページへの訪問者に対して、
行動追跡が行われていることを明確に伝える。
例えば、以下のような具体的な通知を表示する。
「お客様の利便性向上のために、cookieを使用せずに、
当社のホームページの利用データを収集しています」
【考慮❷】黙って収集しない
訪問者に対して、利用データを黙って収集しないようにする。
透明性を保つことが、信頼関係の基盤になる。
【考慮❸】優良顧客への影響
利用データを収集することを嫌う訪問者は、
将来の優良顧客になる可能性が低いかもしれないと考えるべき。
3. データの透明性とプライバシーに関連するポイント
【ポイント❶】データの収集目的の明確化
訪問者に対して、データが収集される目的を明確に伝える。
↓
具体的な目的を説明することで、信頼を築く。
以下は収集目的の一部。
・ユーザーユーザー体験の向上
・商材開発
・セキュリティ対策 など
【ポイント❷】データの保管期間
以下を訪問者に明示する。
「収集されたデータがどれくらいの期間保管されるか」
【ポイント❸】選択肢の提供
訪問者にはデータ収集に対して選択肢を与えることが重要。
例えば、以下。
「特定の機能を利用する際に必要なデータの収集を許可するかどうか」
4. 目的の説明
①どのようなデータを収集し、どのように活用するのかを明確に説明する。
例えば、以下のような説明を行う。
「お客様の興味やニーズを理解し、より適切な情報やサービスを提供
するために、ページの閲覧履歴やクリックデータを収集しています」
②具体的にどのような情報を収集しているのか
訪問者に対して、
具体的に以下のような情報を収集していることを明確に伝える。
・ページの閲覧履歴
・クリックデータ
・お問い合わせフォームの入力内容
・ログイン情報
③具体的にそれをどのように活用しているのか
透明性を保つために、
収集された情報がどのように活用されているのかを説明する。
以下のような目的を具体的に示すことで、訪問者は自分の情報が
どのように利用されているかを理解できる。
・ユーザー体験の向上
収集した情報を元に、訪問者に合ったコンテンツやサービスを提供する
・ホームページの改善
収集したデータを分析し、ホームページの改善点を特定する
④目的と活用として、以下のデータを収集し、適切に活用する
【収集と活用❶】ページの閲覧履歴
■目的
訪問者の興味や嗜好を理解するために、ページの閲覧履歴を収集する
■活用方法
・閲覧履歴を分析して、訪問者がどのコンテンツに興味を持っているかを把握する
・興味関心に合った情報やサービスを提供するために、カスタマイズされたコンテンツを表示する
【収集と活用❷】クリックデータ
■目的
訪問者の行動パターンを把握し、
ホームページの改善に活かすためにクリックデータを収集する
■活用方法
・訪問者がどのリンクやボタンをクリックしたかを分析する
・ユーザーエクスペリエンスの向上やホームページのナビゲーションの改善に役立つ
【収集と活用❸】お問い合わせフォームの入力内容
■目的
お問い合わせフォームから収集されるデータより、顧客対応を改善する
■活用方法
・お問い合わせ内容を分析して、迅速かつ適切な対応を行う
・顧客ニーズに合わせた情報提供を行う
【収集と活用❹】ログイン情報
■目的
システムの稼働状況やエラーのトラッキング、セキュリティ対策のためにログを収集する
■活用方法
・システムの問題を特定し、改善するためにログを分析する
・セキュリティインシデントの検出や対応に役立つ
④これらのデータ収集において、
透明性と説明責任を実践することで、訪問者との信頼関係を築り、
プライバシーに配慮したデータ収集を実現できる。
5. 行動追跡を許可するかどうかの選択肢
行動追跡を許可するかどうかを訪問者に選択させることが重要。
↓
以下のアプローチを検討して、
プライバシーに配慮した方法で行動追跡の選択肢を提供する。
【方法❶】明確なオプションの表示(バナーまたはポップアップメッセージ)
・ホームページのトップ部分や画面の中央に、訪問者に対して、
行動追跡を無効にする選択肢を表示するバナーまたはポップアップメッセージを配置する。
・メッセージは簡潔で明確に、
「行動追跡を無効にする」オプションがあることを伝えるようにする。
【方法❷】プライバシーポリシーへのリンク
・ホームページのフッター部分にプライバシーポリシーへのリンクを設置する
・プライバシーポリシーのページには、「行動追跡を無効にする」
オプションについて詳細な説明を記載しておくと良い。
以上の方法を実践することで、透明性と説明責任を保ちつつ、
訪問者との信頼関係を築り、プライバシーに配慮したデータ収集を実現できる。
6.(参考)中国におけるデータ収集の同意制度について
中国においてデータプライバシーに関する調査結果は、
法的規制や企業の実践によって異なる。
以下は、中国におけるデータ収集の同意制度についての一般的な情報である。
【同意制度❶】個人情報保護法(PIPL)
・中国の個人情報保護法(PIPL:2021年施行)は、
データプライバシーに関する法的要件を規定しています。
・PIPLの一部の条項では、
データプロセッサはユーザーの明示的な同意を得る必要があります。
特定の状況では別個の同意が必要とされています。
つまり、プライバシーインターフェースは、オプトイン戦略(データ収集
に同意すること)を採用し、選択肢と制御を個人に提供するべき。
【同意制度❷】実務の観点からの提案
・中国でデータ収集を行う企業は、PIPLの要件を遵守するために、
以下のデータ収集に同意しない訪問者に対して、明確な通知を表示する
(透明性の確保)ことを検討します。
「訪問者がデータ収集に同意しなかった場合、以下の制限が発生します。
(制限①)行動追跡の無効化
訪問者は行動追跡を無効にする選択肢を選びました。
したがって、ページの閲覧履歴やクリックデータの収集は行われません。
この制限により、訪問者の行動パターンを分析できなくなり、
カスタマイズされたコンテンツの提供が難しくなります。
(制限②)一部の機能の制限
行動追跡に基づいて提供される一部の機能やサービスは、
訪問者が同意しなかったため利用できなくなります。
例えば、特定のパーソナライズされたお知らせは表示されない可能性があります。
■選択肢の提供について
データ収集に対する選択肢を提供することで、
透明性と説明責任を実践し、訪問者との信頼関係を築り、
プライバシーに配慮したデータ収集を実現できる。
※cookieについて
・cookieは、ホームページに訪れたユーザーの情報を一時的に保存しておくための仕組み
・訪問したホームページのサーバーから、利用しているwebブラウザに対してcookieが送られる
・cookieを用いることで、同一のユーザーかどうかの判別を可能にする。
②cookieに関して守るべきことは、以下。
「cookieを利用する場合、必ずユーザーに許可を取らなければならない」
つまり、cookieは今後、より制限が厳しくなるということが
予想されており、別の方法が求められている。
(上記の画像は DALL・E3によって作成されたものです)
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