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【中国C91】 一斉送信メーラー「HappyMail」新機能のプル型販促効果2024.05.31
今回は、弊社が現在開発している「HappyMailの新機能」の説明と
それによるプル型販促効果について、お話する。
1. プル型販促とは
①プル型販促戦略は、顧客の内発的な動機を刺激し、
商材に対する関心を高めることを目的としている。
このアプローチは、広告やプロモーションに頼るのではなく、
顧客が自ら情報を探求し、商材を求めるように促す方法。
例えば、メルマガや、ブログ記事(お役立ち情報)など、
「顧客が自然に関わることができるプラットフォーム」
を利用することが挙げられる。
②この戦略の鍵は、顧客が自分のニーズに合った情報を
見つけることができるように「質の高いコンテンツ」を提供すること。
そのためには、ターゲットとなる顧客層が、以下を理解する
ことが重要になる。
・どのような情報を求めているのか
・どのような問題を解決しようとしているのか
③その顧客ニーズに応える形で、教育的かつエンゲージメント
(愛着心)を促すコンテンツを作成することが求められる。
例えば、ある企業が高性能な産業用ロボットを販売している
と仮定すると、この企業は製造業を対象に、以下についての
ブログ記事(お役立ち情報)を書くことができる。
・どのようにしてロボットが生産効率を向上させるか
・どのようにしてコストを削減するか
④プル型販促は、顧客が自分で情報を探し出し、
「商材に対する興味を持つことを促す」ため、
顧客との関係を築く上で、非常に効果的になる。
顧客が自分で情報を求めることで、企業は、
「信頼性の高い情報源としての地位」を確立し、
長期的な顧客関係を構築することができる。
↓
プル型販促は、顧客の自発的な関与を促し、
企業と顧客との間に「強固な絆を作り出すこと」ができる。
2. プル型販促方法のメリット
プル型販促の方法には、以下の2つの大きなメリットがある。
・費用対効果の高さ
・価格競争への巻き込まれにくさ
3. 費用対効果の高さ
【メリット❶】高い費用対効果
①プル型販促方法のアプローチは、顧客が自発的に、
商材に関心を持つように促すことに焦点を当てている。
結果、顧客は自分の意志で情報を求め、
購入プロセスに積極的に参加するようになる。
②この方法は、特にデジタルマーケティングの分野で、
企業にとって「高い費用対効果」をもたらす。
従来のプッシュ型販促では、広告やプロモーションに
多額の費用がかかる。
しかし、プル型販促では、顧客が自ら情報を求めるため、
必要なコミュニケーションコストが大幅に削減される。
【メリット❷】販促効果の高さ
顧客のニーズや行動に応じて、最適なタイミングや方法で、
コミュニケーションを行うことができるため、メッセージはより響く。
例えば、顧客がホームページを訪れた際に、
その顧客の興味に基づいて「カスタマイズされたコンテンツ」
を提供することができる。
↓
これにより、顧客は自分に合った情報を得ることができ、
商材に対する信頼感が高まる。
【メリット❸】マーケティング効率と精度の向上に寄与する
①特定顧客のデータを収集し、分析し、活用することで、
マーケティング活動をより効果的に行うことができる。
データ分析を通じて「顧客の購買パターンや好み」を理解し、
それに基づいてマーケティング戦略を調整することが可能になる。
↓
これにより、無駄な広告支出を減らし、
ROI(投資収益率)を高めることができるようになる。
②特定顧客のデータを元に「顧客インサイトの理解」ができる。
これにより、パーソナライズされたコンテンツを
提供することで、顧客の満足度を高めることが可能になる。
↓
顧客が関心を持つトピックや、製品に関する情報を
提供することで、特定顧客との関係を深めることができる。
顧客インサイトとは、顧客自身が気づいていない潜在的な課題や欲求のこと。
③営業担当者が「顧客の的確なニーズを把握すること」
を容易にし、顧客の行動や反応を分析することで、
顧客にとって最適な解決方法を提案することができる。
これにより、営業プロセスが効率化され、
特定顧客の顧客満足度の向上に繋がる。
■プル型販促は、顧客中心のアプローチであり、顧客と企業の
双方にとって有益な関係を築くための強力なツールになる。
デジタルマーケティングの進化に伴い、
この方法は今後もますます重要になっていくと予想される。
4. 価格競争への巻き込まれにくさ
①プル型販促方法のアプローチは、顧客の自主性と製品への関心を
高めることにより、価格競争から企業を守る重要な手段となっている。
プル型販促方法とは、顧客が自発的に商材に関心を持つように促すマーケティング戦略のこと。
②プル型販促がどのようにして価格競争に巻き込まれにくい状況
を作り出す理由について、以下の点が挙げられる。
・価格よりも価値や魅力に注目する傾向があること
・顧客との関係を深めること
・価格競争から守ること
【理由❶】価格よりも価値や魅力に注目する傾向があること
顧客は、単に安い価格の製品を求めるのではなく、
製品が提供する独特の価値や解決策に惹かれる。
これにより、顧客は「指名買い」を行うことが多くなり、
価格競争ではなく、製品の質や、ブランドの信頼性が、
購買決定の主要な要因となる。
(例❶)ある企業が高品質な分析ツールを提供していると仮定する。
この企業は、メルマガやお役立ち情報を通じて、
そのツールのユニークな機能や顧客事例を紹介している。
↓
顧客は、この情報を受け取り、
「自分のビジネスにどのように役立つか」を理解する。
結果として、顧客は、価格ではなく、
ツールが提供する具体的な価値に基づいて購入を決定する。
【理由❷】顧客との関係を深めること
顧客が製品に関する情報を自ら求めることで、企業は、
「顧客ニーズに合わせたパーソナライズされたコンテンツ」
を提供することができる。
これにより、顧客は、企業に対する信頼と満足を感じ、
他社の製品に乗り換えることをためらうようになる。
【理由❸】価格競争から守ること
プル型販促は、顧客が製品の「価値」や「魅力」に
注目することを促し、価格競争から企業を守る。
↓
顧客が製品の価値を認識し、それに基づいて購入を
決定することで、企業は「安定した収益性を確保」し、
長期的な顧客関係を築くことができる。
■このように、プル型販促は、価格競争に巻き込まれにくく、
企業にとって持続可能な成長をもたらす強力な戦略になる。
5. HappyMailの新機能について
①デジタルマーケティングの世界では、特定顧客の行動を
理解し、それに基づいて戦略を練ることが成功の鍵になります。
弊社が提供する一斉送信メーラー「HappyMail」は、
特定顧客のインサイトを理解する具現化ツール として、
弊社では現在、HappyMailの新機能を開発しています。
インサイトとは、顧客が自分で気づいていない問題や成長の機会を示す情報のこと。
②新機能の詳細と、その効果について
HappyMailの新機能は、メルマガ内に設置された「クリックボタン」
を通じて、読者の行動ログデータを収集するというもの。
↓
読者がメルマガ内のボタンをクリックすると、弊社ホームページへと
導かれ、その後の行動はすべてデータとして記録されます。
③このデータには、特定顧客の以下のような情報が含まれています。
・どのページを訪れたか(訪問した場所)
・どのページでどれだけの時間を過ごしたか(滞留時間)
④ログリストのデータを取得する新機能により、
特定顧客の行動データを分析することが可能になります。
これは以下を意味します。
「実際の顧客の行動パターンを把握すること」
例えば、特定顧客がメルマガからホームページにアクセスし、特定の
お役立ち情報に長時間滞在した場合、以下のように推測できます。
「その顧客がその情報に強い関心を持っていること」
⑤さらに、特定顧客の行動データを複数分析することにより、
顧客のニーズや関心をより深く理解することができます。
この分析は、以下を明らかにし、マーケティング戦略の精度を
大幅に向上させます。
「顧客がどのコンテンツに反応し、どの製品に興味を示すか」
例えば、分析結果から、特定の製品に関心を示す顧客に対して、
その製品の詳細情報や、特別オファーを含むフォローアップする
WeChatやメールでメッセージを送ることができます。
↓
このような裏付けを取ることができる、データ駆動型の
アプローチは、以下のような顧客体験の向上に直結します。
・顧客が関心を持つ製品や情報をさらに提供することで、
特定顧客は「自分のニーズが理解されている」と感じ、
ブランドへの信頼と満足度が高まります。
・顧客が求める情報を提供することで、特定顧客の
「購買意欲を刺激」し、最終的に売上向上に繋がります。
6. 新機能により、特定顧客の行動データを分析できる
①HappyMailの新機能追加は「顧客中心のマーケティング」を
実現するための重要なステップです。
②特定顧客の行動データを分析することで、企業は以下ができるように
なります。
・顧客ニーズに合わせたパーソナライズされたマーケティング
・中国市場での優位性を確立すること(差別化すること)
・営業担当者から顧客への的確な提案をすること
HappyMailを通じたプル型販促は、特定顧客との関係を深め、
長期的な顧客価値を創造する上で非常に有効な手段になります。
■HappyMailにおける特定顧客の行動データの取得方法は、
cookieとは異なる方法を使った独自の取得方法を採用しております。
cookieとは、ホームページに訪れたユーザーの情報を一時的に保存しておくための仕組みのこと。
訪問したホームページのサーバーから、利用しているwebブラウザに対してcookieが送られる。
(参考)中国市場で求められるインサイトマーケティングとコンテンツマーケティング
(上記の画像は DALL・E3によって作成されたものです)