上海物来喜電子商務有限公司

【中国E33】 なぜ、自社ホームページに「問い合わせ」が来ないか2025.01.16

 

 1. ホームページに問い合わせが来ない理由

①Web集客により、顧客数の拡大を図ったり、
新規顧客を増やす一番の近道は、以下。

「ホームページへの問い合わせが増えること」

 

しかし、中国市場で、自社ホームページに問い合
わせが来ない日系企業が、非常に多い現状がある。
　　↓
その理由には、以下のような問題点が存在する。

　　・「ただの看板」になっている
　　・「運用」をしっかり行っていない

 

 

②今回は、自社ホームページに問い合わせ
が来ない理由と解決方法についてお話する。

 

 

 

 2.【問題点❶】ホームページが「ただの看板」になっている

①過去に最も多かったホームページ制作への
要望は、「キレイに安く作って欲しい」だった。

しかしこの要望では、ホームページを作っても、
ホームページは「ただの看板」になってしまう。
　　　　↓
つまり、中身がないからである。

 

 

②ホームページが「ただの看板」に例えられる意味は、以下。

【ただの看板の意味❶】見つけてもらえない

看板は、見える場所に行かないと、
誰もその情報を見ることができない。
　　　　↓
同様に、ホームページが検索結果の１ページ目に表示
されないと、なかなかユーザーに見つけてもらえない。

ホームページをキレイに作っただけでは、
検索結果の「１ページ目に表示されることは無い」。

 

 

【ただの看板の意味❷】ターゲット顧客に届かない

看板は通行量の無い道にあると、誰にも見てもらえない。
　　　　↓
同様に、ホームページも、ターゲット
顧客に届かなければ、何の効果もない。

ホームページを作成しただけでは、
ターゲット顧客に「リーチすることができない」。

 

 

【ただの看板の意味❸】興味を引かない

看板が古くて魅力がないと、たとえ
見つけられても、興味を引かない。
　　　　↓
同様に、ホームページも、コンテンツが魅力
的でなければ、訪問者がすぐに離れてしまう。

魅力的なキーワードで良質なコンテンツを
提供しなければ「リピーターは生まれない」。

 

 

 

 3.【問題点❷】ホームページの「運用」をしっかり行っていない

①ホームページを作成した企業が、
完成した時点で満足して「その後の運用」に
力を入れないで、放置することが少なくない。

しかしホームページは、「作成後に効果的に運用」
することで初めて、強力な営業ツールとなり得る。

 

 

②ホームページが「ただの看板」になっている理由

ホームページを作成することは、まだ、ビジネス
の「スタートラインに立つこと」にしか過ぎない。
　　　↓
多くの企業は、ホームページを作成した後、
その後の運用に十分なリソースを割かないため、
問い合わせがほとんど無い状態が続いてしまう。

その結果、企業ホームページは、
「ただの看板」になり下がってしまう。

 

 

 

 4. 「ただの看板」にならないためのホームページの運用

ホームページを効果的に運用するためのポイントは、以下。

【運用ポイント❶】検索エンジン最適化（SEO）

検索エンジン最適化（SEO）は、
ホームページ運用の基本中の基本。
　　　　↓
購買者が検索エンジンで情報を検索する
行動を取っている場合、以下の点が重要。

 

（SEO対策❶）検索エンジンの表示結果の１ペー
ジ目に、複数のコンテンツをランクインさせる

これにより、潜在顧客が自社ホームページを見つ
けやすくし、注目されて、アクセスしやすくなる。

例えば、特定のキーワードで上位表示されるように、
ブログ記事や、製品ページを最適化することが大事。

 

 

（SEO対策❷）自社コンテンツを見てもらう

複数の記事をランクインさせる理由は、知名度
の低い企業が「圧倒的なインパクトで」認知度
を爆発的に上げることができるため。

例えば、競合他社が少ないニッチなキーワードを
狙うことで、効率的に上位表示を狙いやすくなる。

 

 

【運用ポイント❷】中国SNSの活用

中国市場では、SNSの活用が非常に重要。
　　　　↓
購買者が中国SNSを利用している場合、SNSで
バズるような「魅力的なキーワードを使った」
良質なコンテンツ記事を作成することが効果的。

 

（効果的な活用❶）魅力的なキーワード
を使った良質なコンテンツ記事の作成

市場分析を行い、魅力的なキーワードを見つける。

そのキーワードを元に、良質な記事を量産化する。
　　↓
これにより、中国SNS上での認知度が向上し、
ホームページへのアクセスがしやすくなる。

例えば、Weiboなどでシェアされやすい記事を
作成することで、ユーザーに直接リーチできる。

 

 

（効果的な活用❷）あちらでも見た、
こちらでも見た、という状況を作る

色々な所で目にすることにより、顧客の頭の片隅に
記憶として残るため、案件があった時の相見積りの
の候補になりやすい特徴がある。

例えば、複数のSNSプラットフォームで同じキャンペー
ンを展開し、一貫したメッセージを発信することが重要。

 

 

【運用ポイント❸】休眠顧客の再活性化

休眠顧客が多い場合、リスト化して一斉送信する
「メルマガを定期的に送り続けること」が重要。
　　↓
これにより、連絡を取りにくくなった休眠顧客
をリピーターや、ファンに変えることができる。

 

（顧客の活性化❶）メルマガを定期的に送り続ける

直接訪問する営業がしにくくなった中国日系
企業には、以下は非常に有効なツールになる。

「読み読まないを顧客側が選択できるメルマガ」

 

例えば、新製品情報や業界ニュース、特別オファー
などを定期的に配信することで、顧客との関係を
構築しやすくなる。
　　　↓
続けることにより、ボディブローのように効いてくる。

 

※WeChat公式ページによる情報提供
　の継続も、同じような効果が得られる。

 

 

（顧客の活性化❷）顧客との関係を作りやすくする営業ツール

「メルマガは顧客との関係を強化するための有効なツール」

 

例えば、パーソナライズされたメッセージを送ること
で顧客の関心を引き、再度の取引を促進しやすくなる。

 

 

 

 5. ホームページの運用を改善し、問い合わせを増やした事例

（例❶）製造業の例

ある製造業の企業では、SEO対策を強化し、特定の
キーワードで、検索エンジンの上位に複数の記事が
ランクインすることに成功した。
　　↓
これにより、ホームページへのアクセスが
増加し、問い合わせ件数が大幅に増えた。

 

 

（例❷）IT企業の例

あるIT企業では、市場分析して見つけたキーワード
により、中国SNSを活用してバズるコンテンツを作
成し、SNS上での認知度を向上させた。
　　　↓
これにより、ホームページへのアクセスが増加
し、新規顧客の獲得や、顧客数拡大に成功した。

 

 

（例❸）不動産業界の例

ある賃貸物件を扱っている不動産業の企業では、
休眠顧客に対して、定期的にメルマガを一斉送
信し、リピーターになるように顧客育成をした。
　　　　　　↓
これにより、休眠顧客の再活性化に成功し、ホーム
ページのアクセス数が伸びにくい運用初期に、訪問
者数を増やすことができた。

さらに、SEOによる検索結果の上位に表示
させることを早期に達成することができた。

 

 

 

 6. ホームページ運用の具体的な方法

「ホームページの運用を効果的に」
行うための具体的な方法は、以下。

【運用方法❶】コンテンツ記事の定期的な更新

ホームページのコンテンツを定期的に更新するこ
とで、訪問者に「新しい情報を提供し続けること」
が重要である。

 

例えば、ブログ記事や、ニュースリリース、
製品情報の更新などが挙げられる。
　　↓
これにより、検索エンジンの評価も向上し、
高いSEO効果が期待できるようになる。

 

 

【運用方法❷】ユーザー体験の向上

ホームページのデザインや、ナビゲーション、
コーディングを改善した以下が重要である。

「ユーザーが使いやすいホームページにすること」

 

例えば、以下の工夫が必要になる。

　・ページの読み込み速度を速くする
　・モバイルフレンドリーなデザインにする
　・SEO対策をする など

 

 

【運用方法❸】データ分析の活用

ホームページのアクセス解析や、Webページ上の
滞留時間の分析を行う「特定顧客の行動を分析」
することで、改善点を見つけ出すことができる。

例えば、以下を把握し改善策を講じることが求められる。

　　・どのページがよく見られているか
　　・どのページで離脱が多いか

 

 

【運用方法❹】SNSとの連携

ホームページとSNSを連携させることで、より多く
の訪問者を「ホームページに誘導することができる」。

例えば、以下の方法が挙げられる。

　　・ブログ記事をSNSでシェアする
　　・百度リスティング広告を活用する

 

 

【運用方法❺】顧客とのコミュニケーション強化

ホームページを通じた以下が重要である。
「顧客とのコミュニケーションを強化すること」

例えば、問い合わせフォームやチャットボットを
設置し、迅速な対応を心がけることが求められる。

 

（例❹）ある企業ではホームページの運用に力を
入れることで、問い合わせ件数が大幅に増加した。

具体的には、定期的なブログ記事の更新と、SEO
対策を行い、検索エンジンからの流入が増加した。

 

⑴ ユーザー体験を向上させるために、以下を実施した。

・最新トレンドのホームページデザインに一新する
・レスポンシブデザインに変更する
・丁寧なコーディング作業を行う
　　↓
その結果、訪問者のWeb上での滞留時間が
延び、問い合わせ件数が大幅に増加した。

 

 

⑵ メルマガを活用して、定期的に顧客に情
報を提供することで、リピーターの獲得や、
休眠顧客の再活性化を図ることができた。

パーソナライズされた内容を送るこ
とで、顧客の関心を引きやすくなる。

 

 

 

 7. まとめ

①ホームページの運用は「ただの看板」から脱却し、
効果的な営業ツールとして活用するために不可欠。

 

 

②以下のような方法を実践することで、問い合わせを
増やし、顧客数拡大を大きく促進することができます。

　　　　　　・コンテンツSEO対策
　　　　　　・中国SNSの活用
　　　　　　・休眠顧客の再活性化

 

 

（参考）「ホームページを作ったのに反応が無い」。どうして？

 

 

 

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