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【中国トピック07】 自社ホームページとWeChat公式ページとの違い2024.06.09
1. BtoB企業にとっての中心的な役割
①自社ホームページとWeChat公式ページは、
顧客との関係構築において、中心的な役割を果たす。
これらは、それぞれ異なる役割と特性を持ち、
「企業のオンラインプレゼンス」を形作る上で不可欠である。
企業のオンラインプレゼンスとは、ネット上での企業の存在感や認知度のこと。
これには、ホームページやWeChat公式ページ、SNSなど、
デジタルプラットフォーム上での活動や評価が強く影響する。
②以下の点において、自社ホームページとWeChat公式ページの主な違いをまとめた。
・所有権と管理
・アクセスと利便性
・機能と目的
・コンテンツの種類
・コストと運用
【違い❶】所有権と管理
①自社ホームページは、企業が完全に所有し、
デザインからコンテンツまで自由に管理できる。
これにより、新しい製品ラインを発表する際に、
製品の詳細情報や技術仕様、顧客の声などを展開できる。
↓
このカスタマイズの高さは、ブランドイメージを統一し、
「企業の個性」を際立たせることができる。
②WeChat公式ページは、テンセント社が
提供するプラットフォーム上で運用される。
一定の制約があるが、WeChatの巨大なユーザーベースと、
直接コミュニケーションを取ることができる利点がある。
↓
リアルタイムで顧客サポートを提供したり、
フィードバックを収集することが可能である。
【違い❷】アクセスと利便性
①自社ホームページは、グローバルなアクセスポイント
として機能し、世界中どこからでもアクセス可能である。
これは国際的な顧客基盤を持つ中国日系企業にとって、
特に価値がある。
例えば、東京に本社を置く電子部品メーカーは、
自社ホームページを通じて、海外の顧客に製品情報を
提供し、新しいビジネスチャンスを開拓できる。
②しかし、中国でのホームページへもアクセスは、
サーバーの位置や規制により、大きく影響を受ける可能性がある。
中国にサーバーを置かない企業は、Great Firewallにより、
アクセス速度が非常に遅くなる(ページ表示が不安定)か、
完全にブロックされるリスクがある。
このため、中国市場をターゲットにする場合は、
中国国内のホスティングサービスを利用することが推奨される。
ホスティングサービスとは、サービス事業者が運用保守する
サーバーをネット経由でレンタルできるサービスのこと。
ホスティングサービスを利用すると、自社でサーバー資産を
抱えることなくWebサーバーやメールサーバーを運用できる
ため、システム運用保守の手間・コストを大幅削減できる。
③WeChat公式ページは、中国市場への直接的なアプローチを
提供する。
WeChatは中国で最も普及しているソーシャルメディアプラット
フォームで、10億人以上のアクティブユーザーを持っている。
↓
WeChat公式ページを持つことは、このユーザーと直接、
コミュニケーションを取り、「ブランドの認知度」を高める
絶好の機会になる。
(例❷)中国上海に拠点を置く工業機械メーカーは、
WeChat公式ページを通じて、製品のアップデート、業界
ニュースの発信、顧客からの問い合わせへの迅速な対応
を行うことができる。
【違い❸】機能と目的
①自社ホームページは「情報の提供」と「ブランド構築の基盤」
として機能し、企業が情報を提供し、商材の詳細を展示する
ための多目的プラットフォームである。
新しい技術を開発した場合、その技術の原理や利点、
応用例などを詳細に説明し、専門的な記事を通じて、
顧客との関係を構築できる。
②WeChat公式ページは、WeChat内での
「マーケティング」と「顧客エンゲージメント」に特化している。
企業はWeChatプラットフォームを利用して、
巨大なユーザーベースに直接アプローチできる。
↓
例えば、新製品のプロモーションを行い、顧客からの
即時のフィードバックを受け取ることが可能である。
【違い❹】コンテンツの種類
①自社ホームページは「多様なコンテンツ」でブランドを
際立たせることができる。
テキスト、画像、ビデオなど、多様なコンテンツを掲載できる
自由度の高いプラットフォームである。
↓
・技術解説ビデオを掲載し、製品の優れた点を視覚的に
アピールできる
・ブログ記事(お役立ち情報)やニュースリリースを通じて、
業界の最新動向や、企業の専門性を紹介することも可能
②WeChat公式ページは、WeChatフォーマットで、
ユーザーとの関係を深めることが特徴。
自社製品の使用方法や、メンテナンスのヒントを短い記事で、
提供することができ、ユーザーが興味を持ちやすいコンテンツ
や販促情報を共有することで、顧客との関係を強化できる。
【違い❺】コストと運用
①自社ホームページは、長期的なブランド価値の構築には、
ドメイン登録やホスティングサービスの費用がかかる。
これらは初期投資として捉えられがちだが、
「長期的なブランド価値」の構築には欠かせない要素である。
↓
高品質な産業機械を製造する企業の場合、自社ホームページは、
その技術力と信頼性をアピールするための最適な場所となる。
■独自のデザインとコンテンツで一貫したブランドイメージを
築き、SEO対策を施すことで、検索エンジンでの可視性を高め、
新しいビジネスチャンスを創出できる。
②WeChat公式ページは「即時性」と「アクセスの利便性」を
提供する。
開設には申請費用などがかかるが、WeChatの巨大な
ユーザーベースへのアクセスは、その価値をはるかに上回る。
↓
新製品の発表や、顧客とのリアルタイムなコミュニケーション
を行うことが可能である。
また、プロモーションや、顧客サービスの提供にも優れており、
迅速な市場反応を得ることができる。
2. バランスの取れた運用が成功の鍵
中国BtoB企業にとって、自社ホームページとWeChat公式ページは、
「バランスの取れた運用」が成功の鍵である。
↓
これら2つのプラットフォームは、それぞれ独自の特性と利点を持ち、
バランスよく組み合わせることで、「企業のオンライン戦略」を大きく
前進させることができる。
【自社ホームページ】
①企業の公式な情報基地として、以下に最適な場所である。
・長期的なブランド構築
・専門性のアピール
②SEO対策や、コンテンツマーケティングを通じて、
ブランド認知度の向上や見込み客の獲得を可能にする。
質の高いコンテンツを提供することで、検索エンジンの
ランキングを高め、より多くの見込み客に企業を知って
もらう機会を増やすことができる。
専門的な記事やケーススタディを通じて、企業の専門性
を示し「見込み客の信頼」を獲得することが重要である。
③自社ホームページは、完全なコントロールと、カスタマイズ
の自由度が高く、企業の「独自性」と「ブランドイメージ」を
強化するための重要なツール。
例えば、ユーザー体験を向上させるためのインタラクティブな
要素や、企業の専門性を示すための詳細な事例研究を掲載する
ことができる。
【WeChat公式ページ】
①WeChatの巨大なユーザーベースにアクセスできるため、
即時性とリーチの面で非常に効果的である。
そのため、以下の点に重点を置いた運用が推奨される。
・即時性
・中国市場へのアクセス
②プロモーションや顧客サービスなどの機能が充実して
おり、顧客とのエンゲージメントを高めることができる。
例えば、リアルタイムでの顧客フィードバックの収集や、
タイムリーな顧客サポートを提供することが可能である。
3. まとめ
①自社ホームページは企業の正式な顔として、
ブランドの「信頼性」と「専門性」を示す場所となります。
・ブランド認知度の向上
検索エンジンのランキングを高め、より多くの見込み客に
企業を知ってもらう機会を増やします。
・見込み客の獲得
専門的な記事やケーススタディを通じて、企業の専門性を
示し、見込み客の信頼を獲得します。
②WeChat公式ページは顧客との日常的なやり取りにより、
ブランドの「親しみやすさ」を構築する場所となる。
・即時性とリーチの面で非常に効果的
プロモーションや顧客サービスなどの機能が充実しており、
顧客エンゲージメントを高めることができます。
③自社ホームページとWeChat公式ページの違いを理解し、
それぞれの強みを活かした運用を行うことにより、企業は、
以下の獲得を成功させることができます。
・オンラインでのブランド構築
・顧客エンゲージメント(愛着心)
顧客エンゲージメントとは、顧客が提供された製品やブランドに対して感じる愛着心のこと。
④以下の両方のバランスを取りながら、企業は、デジタル
マーケティングの新たな地平を切り開くことができるでしょう。
・自社ホームページの専門性と信頼性
・WeChat公式ページの即時性とリーチ
(参考)企業がWeChat公式ページで顧客とコミュニケーションするメリット
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