社内情報共有の
「仕組み効果」

社内情報共有を仕組み化すると、以下の効果が得られます。

  • ⑴ 情報資産(メモしたい内容)

    営業活動において最も重要なものは、以下の顧客に関する情報です。

    ①顧客(取引先)の業界や、業種
    ②取り扱っている商材
    ③ビジネスモデル
    ④競合企業や市場

  • 特に、B2Bビジネスの場合は以下の把握が必要。

    ①担当者の役職や、趣味嗜好

    ②決裁者の役職や、趣味嗜好

    ③決裁までの稟議フロー

    ④顧客がどんな課題を抱えていて、どのような条件であれば、
    ⾃社の商材に対するニーズが、⾼まるのか

    ⑤営業戦略を練り直したり、上司が指⽰をする上で⽋かせない情報
    Ⓐ顧客との商談内容
    Ⓑ契約内容
    Ⓒ営業担当者ごとの売上や受注率

    ⑥マーケティングでも必要となる情報資産
    Ⓐ顧客が、欲している情報は何か
    Ⓑ顧客は、その情報をどんなタイミングで得たいと思っているのか
    Ⓒ顧客は、どのような⽅法で得たいのか

    ⑦情報資産に厚みが出るほどに、以下が確かなデータとなる
    Ⓐ成約に⾄らなかった案件についての考察
    Ⓑ⾃社の強み・弱みの解析

  • ⑵ 顧客情報を具体的に取得する⽅法

    ①過去に交換した名刺
    ②展⽰会やセミナーの参加者リスト
    ③WEBサイト上のお問い合わせフォームからの履歴や、資料請求者
    ④既存顧客からの紹介や、社内の別の部署からの紹介

    ⑶ 共有は「営業ノウハウに絞る」のが⼀番効果的

    闇雲に全ての営業情報を共有しようとしても、
    ⼤きな効果を得ることができません。

    共有した時に⼀番インパクトが⼤きい、
    「営業ノウハウに絞る」 ことをおすすめします。

    営業のノウハウ共有化を考える時には、以下がポイント。
    「再現性が高く、体系化がまだ済んでいない所」

  • ⑷ 組織として学びあう風⼟や、仕組みを作る

    営業担当は、複数の企業や案件を担当しています。
    組織の⼈件費効率の観点から、複数社を担当するわけです。

    以下の点からもメリットがあります。
    ①営業マンの教育
    ②営業スキル向上

    なぜなら、スキルは多くの案件に、深く取り組むことで⾼まるものだからです。

    集中的に規模や業界が、近い案件を複数展開することで、
    応⽤⼒を磨くことができます。

    営業は、⼀度成功するパターンを⾒つけることができると、
    個⼈としての成⻑を描くことができます。

  • ⑸ セールスイネーブルメント(営業を促進させる仕組みづくり)

    企業として、営業全体の底上げを⾏っていく以下の仕組みが非常に重要。

    「営業として活躍している⼈を取り上げ、
    その⼈の営業ノウハウを集約し、他のメンバーへ、
    そのノウハウを移植していくことを業務を取り組む」

    元々⽶国で始まった仕組みですが、
    今後⽇系企業でも浸透していくと、予測されます。

    【効果】
    ①営業マン全員のトークに深みが出る
    ②信頼感が増すことによる案件創出率の向上や、受注率の向上に繋がる
    ③競合への勝率も上がってくる

  • ⑹ 社内ナレッジを活⽤して訪問前に準備するべき

    お客様は、⾃社製品に関連するお客様です。
    だから、社内の⼈間が最も詳しいはず。

    ①準備して⽴てた仮説を元に、
    真の課題やお客様のあるべき姿はどのような姿なのか、
    ヒアリングを通して、⾃分⾃⾝の理解と現状をすり合わせていく

    ②お客様の現況を正確に把握した後に、やっと⾃社の製品に目を向けるべき

    ③お客様をリードすること
    Ⓐ⾃社製品や周辺提案で真の課題が、どの程度解決しうるのか
    Ⓑ具体的にどのように解決するのか
    Ⓒこれらの事を、お客様と同等かそれ以上に説明出来るか

    参考までに、キーエンス社の元社員のむら⽒の記事を紹介します。
    「7年前の1行のメモで、受注した話」
    https://note.com/nomura3/n/n94379b076977

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